2018年に入ってから早11月。今年も後2ヶ月を切りました。2018年は今だかつてない天災が次から次へと起こり、悲しみの多い出来事が続いていました。
そして、それぞれの生活の中でも環境の変化や人間関係などの問題、心の移り変わり等、今までとは違う経験をされたかたが沢山いらっしゃったかと思います。
今、新たな選択を迫られているような状況にあったり、或いは方向転換を促されたりするような時期に入っているように思われます。
私も含め、皆さんの中でも何となく今までとは違う空気を感じていらっしゃるのではないでしょうか。
今年の後半に入りましてから、特に心を揺さぶられたことは「過去のわたし」と向き合う出来事が次から次へと起こり、蓋をしてしまいこんでた筈の「わたし」が溢れ出たことです。私としてはもう乗り越えたことだと思っていましたし、また忘れていたことでもありました。
来所されたご相談者様の年齢退行療法をさせて頂いておりますと、終わらせたはずの過去に残してきた思いや感情が、しっかりとまだ残っているという事に気づかされます。そしてその感情が今の「わたし」の足を掴んで離してくれないという状況になって心が苦しくなるのです。今まで何度もお伝えしていますが、結局は自分が自分を創りだしているという事です。
そんな出来事が起きている今だからこそ「過去の自分」と向き合い、要るもの、そしてもうこれからの「わたし」には要らないものを整理して手放していく必要があります。
「過去のわたし」を認め許してあげる。そして古い概念や思い込みを捨て、「新しいわたし」のスペースを空けてあげましょう。すると、視えなかった「新しいわたし」に進むための道標が、今在る事に気づくことができます。
今、自分に起こっている出来事は全て必然的に与えられた学びの時間です。「今ここ」から逃げることなく堂々と立ち向かってください。「わたし」の未来は「今のわたし」が映し出すのです。
過去の囚われから自由になる時です。