前世の名残りは今生に様々なシンクロを与えます。例えば、出かけた場所で初めて来た場所なのに何故か懐かしい感じがするとか、逆に胸が苦しくなったり或いは見た事のある光景だったり・・・。
確かにそれは偶然かも知れません。そして夢の中で行った場所なのかも知れません。ですが、沸き上がる感情はどう説明できるでしょう。
前世でも人によっては20年や30年、又は3年程で転生することもあります。古い町並みではなく、ついこの間までの光景が目の前に広がることもあります。それはその人にとって必要な時期に必要な場所で起こされるシンクロニシティです。
前世では、叶えられなかった思いを今度こそは叶えたいと生まれてきた時に、今生で同じパターンが繰り返されます。そして、そこで自分の思いに気づき足を止めるのか、スルーしてそのまま行きすぎるのかは、自分への信頼にかかっています。
自分を信じる事。
それは、自分にとって例え嫌な事であったとしても受け容れて進む事です。自分にとって都合のいいことは、まやかしに過ぎません。それでは学びにならないからです。そこで一つ学ぶ事ができなければ、また来世へと持ち越す課題となります。
魂は、今度こそはと自分と約束して転生してくるのですが、今生に降りた瞬間にその記憶は薄れていきます。そして、時間の流れや環境によって忘れ去られてしまい、今生に生まれてきた「意味」を見失ってしまうのです。
私は今、「絶対無理だろうな・・・」と叶える事ができない、いや、叶えようとする思いまでもなかった出来事が、私の「中」でフツフツと沸き上がってきました。
それは前世でも味わった悲しい出来事ににより、叶える事のできなかった事。もう二度とあんな辛い思いはしたくないと「わたし」の中で封印していた事。
それが何年、何回もの転生によってなのか定かではありませんが、要約今生で解消できる時がきたのです。何となく「こうしたい!」と自然に思ったことでしたが、今だからこそ思いが込み上げてきたのでしょう。そう。私にとってのタイミングが「今」だったのです。
今までの人生で怖くて向き合えなかった事、叶えられなかった事。
シコリを取って叶えていきたいですよね。「私には・・・」なんて諦めず、今自分の中にある「名残り」を確かめてください。
過去があるから現在(いま)があります。未来は現在(いま)の私が創造していくのです。