今更ですが、皆さんは輪廻転生ってご存知でしょうか?今回、改めてお話しますね。仏教で言いますと、「輪廻」とは車輪がグルグルと回転し続けるように人(魂→エネルギー体)は何度も生死を繰り返すことを指し「転生」は生まれ変わることを意味します。今生きている私達の体は、今生で必要とする物体であり与えられた「器」であります。この物体は形があるものなので年齢を重ねると老朽化していきます。いくらメンテナンスしても使えば使うほど古くなり、いずれは使えなくなりますね。ですので、今生のおつとめが終われば制限時間の終了ということで「死」へと至ります。ですが、魂(エネルギー体ともいう)は物体がないので無くなるものではなく、永遠に生き続けます。そして、楽しい事や悲しい事やりたかった事や前世で解消できなかったことの学びをする為に、新たな生を選び生まれてくるのです。それは何故なのかというと、物体がないと得られない体験できない学びだからです。
そうなりますと、今生の私として生まれる前に生きてきた「前世」があるということになりますね。このブログを読んで下さっている方ならご存知のように、私は催眠療法士です。誘導によって無意識の領域に入り、過去の記憶を思い出し体験して手放す(残された感情の解放)という催眠療法であり自然療法をしております。
ここで、私が初めて前世療法を受けた時のお話をしますね。
私が住んでいた国はモンゴルでした。砂漠の様な埃っぽい町で服装と言えばほぼ裸に近く、左肩だけに肩紐みたいなのがあって右の乳首が出ている状態。着ている布は麻でできたもので一枚ものになっており、まぁ短いワンピースに似ていて腰のあたりで紐がくくられています。体形は筋肉モリモリのがっしりした男性で年は42歳。髪は黒く肩くらいかな。そうね、シルベスター・スタローンみたいな(笑)
右手には、木でできた柄の先に石でできた槍を持っていました。そして、私が見ている先には上に屋根変わりのテントだけある壁のない自分の家に2、3歳くらいの女の子と女性がいて、それは私の妻と子供だと認識していました。すると、そこには見た事のない鎧をきた男(敵)が立っていて妻と娘を連れ去り後に殺害されてしまったのです。その妻は現在に出会った友人で、娘は今は亡き愛犬でした。私は愛する妻と我が子を亡くし、大泣きしながら助けることが出来なかった自分を「不甲斐ない」と責めていたのです。そんな自分を、何で泣いているのかと客観的に見ている自分がいました。その後、私は現在でも縁があった女性に後ろから刺され家族の後を追うようにすぐに亡くなり、その「生」を終えたのです。ここで、何故女性に後ろから刺されたかというと、私は自分さえ良ければいいという愚かな考えで狩ってきた食べ物などは全て自分の家族だけに与え、貧乏な町の人達に分け合うことをしなかったのです。その陰では、飢餓が原因によって体を壊し亡くなっていった方達がいたようで、その亡くなった母親の敵を取る為にその娘が私を刺したのです。刺された私がみた娘の顔は、恨みつらみから表れる鬼のような形相でした。私は、意識が遠のいていく中で感じたのは「これでいい。やっと家族の元へ行ける。」という感情と、自分の家族さえよければいいという様なこんな罪を二度とつくらない来世の自分への課題を与えたのです。
セッションが終わってから私はまた涙が出てきました。もうね、嗚咽しながらグシャグシャに泣いていたんですよ。でも、私には見覚えがあり今生歩んできた人生の意味が理解出来ました。腑に落ちたというのでしょうか(;´Д`)
今生の私の人生は、1食のご飯を食べることもままならない超貧乏で鉛筆の一本も買えませんでしたし、家族はバラバラでしたから・・・。前世で積み上げたカルマによって、今生自分が辛い体験をするというプロセスを与えられ学ばなければいけなかったということです。
こうして自分の前世に触れ気づき解放された後、私はヒプノセラピストへの道へと導かれ現在(いま)に至ります。それまで同じことを繰り返しボロボロだった私の人生は、180度転換する事ができました。
魂は知っています。自分が今までどんな人生を歩み、今生にどんな課題を持ち越しているのか。何か壁にぶつかった時には、その根底に沈んでいる種があるということに意識を向けて見て下さい。
すると、思わぬ答えが見えてきますよ。