2020年10月4日日曜日。初めて参加させて頂きました。三線のお稽古をつけて頂いてからまだ半年だった私は、譜面を見るのが精一杯でして(笑) 緊張して余り声がでませんでした。
以前のブログと重複すると思いますが、この時にチョイスした曲は古謝美佐子さん作詞の唄で夏川りみさんが歌う「童神〜ヤマトグチ〜」と、コンサート開始1ヶ月前にふと目に留まり「この歌をうたいたい」と思い覚えた奄美大島出身の民謡歌手で上間綾乃さんが歌う「あいうた」でした。この歌は、亡くなった親へ自分の後悔の気持ちと感謝の気持ちを綴った歌詞ですごく心に響く内容です。この当時、私の父は既に他界していましたが母はまだ健在でした。ですので漠然と練習をしつつもすぐに覚えた曲だったのです。
いよいよコンサートまで残り10日間だという時、母が急死しました。私は、皆さんに伝える歌だと思っていたのに結局は母に捧げる「私自身の唄」になってしまったのです。
そんな中ではありましたが、私は淡々と葬儀の準備や片付けなどしながら時間が許す限り三線の練習を重ねました。
コンサート当日は、慣れない音響係もさせて頂いていたので緊張もどこ吹く風のようにこなしていたのですが、順番がきて三線を弾き出した瞬間から思わず涙が溢れそうになりました。「ちゃんと歌い切る!!!」と自分の中で決めての出場だったので、意識を三線に向けながらこらえたのですが、「あいうた」だけは堪えることが出来ませんでした。最後まで歌い切ったのですが、頭の中が真っ白でちゃんと弾けたか覚えていなかったんです。
歌が好きで子供の頃の夢は歌手になることでした。その夢を「歌う」という形で叶えた時間でしたが、思うように声がでなかったのは悔しかったですね。母自身も、老人会では歌の指導をしていたほど歌う事が好きな人でした。親子の確執があり、心を赦しきれなくてもその血はしっかり受け継いでいるのですね(笑)
三線もまだまだ素人ですが、2度目にの出場しっかり歌い上げたいと思っています。コンサート出場などの詳細は後日にアップいたしますね。
お時間ある方は、御家族やお友達をお誘い頂いて是非見にきてください。
※コロナウイルス感染予防対策対応済での開催です。