先日、友に引っ張られライブハウスにてソロデビューをしました。と言っても、ビギナーズナイトといって初心者が気軽に歌や楽器の演奏を披露するという時間で無名です。
楽器が好きなオーナー様で、普段の日でも楽器を持たずに飛び入り参加ができます。ピアノ、ギター、ドラムが並んでいました。小さなステージではありますが、ライトアップがされ道行く人にも見える場所です。
そして、コロナ関係もありますので換気をする為、店内とテラス席の間の窓はなくオープンになっています。ですので、歌声も外に流れます。
子供の頃の夢は歌手になることでした。でも、貧乏育ちの私は貧乏だと知られるのが恥ずかしくて、大勢の人の前に出る勇気が出ないまま諦めた夢でした。そんな夢を叶えるべくして今回のデビューとなったのです。
幼少期から沖縄との深い縁があり三線を耳にしていた私は、8年ほど前に三線を買いに行くという弟に便乗し何となく私も購入しました。小学校の時に鼓笛隊に入っていたのもあり、楽器に触れる事が好きでした。
ですが、いざ三線を手にしても全くわかりません。近くで教わることができるところはないかと探しては見たものの夜しかなく、当時は大型ダンプの運転手だったので朝が早く運転では目を酷使していたので夜は目が疲れ体もクタクタです。ですので、諦めて独学でたまに弾いては収納しっぱなしだったのです。
そして、サロンを開業してからはサロンの片隅で眠っておりました。そんなある日、何気にみた掲示板に三線の生徒募集というのを見つけ、この距離なら車で行ける!と思った私は体験に行くことを決め即向かいました。
それから半年、今では弾きたいと思った楽曲を耳コピしながら音が拾えるようになりました。そんな時にギターを弾く友に誘われ西宮へ行ってきました。
三線を学びだしてから半年の私は、歌を歌うのみならず三線を弾きながらなんてこと考えた事ありません。最初は三線を弾く手が止まったり、歌が止まったりと大変でしたね。後退りをしている私のお尻を、友は容赦なく叩くのです。もうやるしかなくてね、どうにでもなれ!って気持ちで参加してきました。
手が震えるし緊張からか声が思うように出ません。出るのは大量の汗が流れるだけ。でも・・・周囲の皆さんの温かい眼差しと支えがあったから楽しかったんです。楽器をしながら歌を歌うなんて私には未知の世界だったのに、チャレンジし達成する事ができました。意識の中では「絶対無理!」だと決めつけていたことです。
そして何より、私は母の再婚によって辛く苦しい思いをしてきた幼少期、再婚相手であった人が沖縄(沖永良部島)出身の人であり日頃から三線の音色や沖縄民謡を耳にしていたということが、今になって私の一部として活躍してくれています。
何故か沖縄への想いが深く懐かしく思う私もいて、今三線を弾きながら歌うというのことが誇らしく思うのです。
いつも皆さんにはお伝えしていると思いますが、未来は「今の自分」が創るものです。過去ではありません。過去がどうであろうと「今」の自分がどうでありたいか、何が心地いいのかYESかNOの選択によって未来は変わっていくのです。
どの道を選択するのかは自分で決める事ができるのです。未知なる世界の扉を開いていきましょう。
私は、9月にソロで出演させて頂きます。
私も楽器弾きたい、ステージに立って挑戦してみたい!って方は、こちらから。リンクを貼りつけておきますね。