満月を迎え終戦記念日を迎え満月を過ぎました。
私事ですが、今年は娘(愛犬 桃)の初盆でした。お盆が近づく度、寂しさが込み上げ気が付けば名前を呼んでいました。私の中にいる事は解っているはずなのに、どうしても形あるものを追いかけてしまう。幻なのだと思っても、手に触れる毛の感覚や肌の暖かさ。そして、私を見つめる優しい眼差しに癒され穏やかな空気に包まれていた昨年の夏。いつかはこんな日が来ると解っていたけど、なんの前触れもなく突然この手から離れ上の世界へ還ってしまった。死んで間もないあの子の姿が目に焼き付いてしまって、今でも鮮明に思い出す。その度に胸が掻きむしられるような痛みを感じ、ココロは揺さぶられる。
今あの子がここにいたら・・・どんなに楽しかっただろう・・・。と、ありもしない想像をしてまた、ココロが折れる。
素晴らしいですね・・・。動物として生まれた以上、人間みたいに思考やエゴはないんです。だから、今を楽しむ。今ご主人様(飼い主、お父さんお母さん)についていく。だから死ぬことなんて考えていない。先を心配する事なんてない。お父さんお母さんを護るんだと、魂で動いている。頭で考えることをしないので、行動が先なんですね。私は今回本当に身をもって思い知りました。思考は必要がないのだと。
愛犬の魂と私の内側に問いかけながら向き合った時間。それは、とてもとても暖かく何かに包まれた違う次元の中にいたような気がする。
今でも泣いてしまうことはあるけれど、泣いてはいけないと我慢はしない。こんなにもあなたが恋しい・・・愛しています。と私は全身で伝えたいから。
桃。お母さんは泣き虫。あなたを思うとすぐ泣いてしまう。でも、8年間私達に無償の愛をありがとう。
こうして、文に書くことで私はあの子の存在を受け容れているのだと思います。
泣くのを我慢しない。言いたい事を我慢しない。やりたい事を我慢しない。ちゃんとその時その時受け容れていくことが、「わたしを生きる」悦びとなります。
苦しかったら苦しいと言いましょう。悲しかったら悲しいと辛かったら辛いと言っていいんです。楽しい事は楽しいと言えるのに辛い時は何故言えないの?
それは、言ってはいけない、言っても仕方ないと思い込んでいるから・・・。言う事によって本当の自分の気持ちに気づくから、本当の自分に会いにいきましょう。