前世療法や年齢退行療法に共通する事があります。それは、当たり前のように過去、現在があり、どんな状況になろうとも未来があるという事です。
前世からの名残りをブログに書きましたが、今生で過去の自分が積み上げてきたものが今現在に反映しています。そして、その過去での出来事や行動パターンから生まれた感情が現在の「足枷」になっていることが大いにあるのです。
人は、過去と同じような問題や出来事が起こるとその時と比較して分析を始めます。そして「あの時も○○だったから、今回も○○になるだろう・・・」と、同じパターンから繰り返した思い込みによって未来を創り上げてしまいます。すると、結果はまた同じ事を繰り返してしまいその問題や悩みの元となっている自分が創りあげた「呪縛」から逃れることができなくなってしまい生き辛くなるのです。
もしかしたら違う結果になるかも知れないからとか、やってみないと分からないからと行動を起こすことは少ないですね。何故なら未知の事だから怖い、不安という感情ががでてくるからです。そんな過去の自分が現在を生み、また環状線のように同じところをグルグルとまわる未来を創り上げています。
過去の自分がどうであれ、その時に感じた感情や感覚は今とは少し違っています。ほんの僅かな違いですが、必ず違いがあるのにも関わらず、そこに目を向けようともせず諦めてしまうのは勿体ないですね。0.1ミリという小さなものであっても、それを大きいものと捉えるか小さいものと捉えるか価値を決めるのは自分なのです。
誰かがが評価して決めるものではないのに、先に自分がジャッジしてしまう。それでは心が苦しくてつぶれてしまいます。
現在(いま)自分の気持ちがどこにあるのか、どうしたいかの答えは自分にしかわかりません。自分だから分かる事なんです。外へ外へと眼を向けず意識を自分に向けてみてください。変わりたい、変えたいと思う時がチャンスです。願う未来を創造するのは「わたし」です。