家族

夏休みに入り、世間のお父様お母様は仕事に家事にそして子供に時間を取られ、今まで以上に多忙な時間を過ごされていらっしゃるのではないでしょうか。私共夫婦には子供がいないので幸いにも子供に時間を取られることはありませんが、何よりも可愛いロングヘアーの娘がいます。（チワワ）言葉は喋りませんが、心で通じているので何を伝えているのかは理解ができます。動物を飼っていらっしゃる方は皆さんがそうであることでしょう。何処へ出かけるのも一緒、何をするのも一緒ってかたも少なくありません。いくら毛むくじゃらでも共に生きている家族ですものね。

そして、来月に入るとご先祖をお迎えするお盆がきます。世間では実家への帰省ラッシュがはじまりますね。私の場合祖母の家も母の家も近くであり、元々地元人なので田舎に帰るということがありませんでしたが、県外の田舎へ帰省する同級生が羨ましかったことを覚えています。だってね、そこにはこっちにないご当地の美味しいものがあったり、親戚がいてお小遣いをたくさん頂けたりといいことずくめじゃない(笑)　その上、プールや海に連れて行ってもらってバーベキューパーティーをしたりしてね。そんな優雅な日を味わった子達って新学期に会うと決まって小麦色に焼けてるのよね。いいな〜っていつも指加えて見てたって感じ(´・ω・`)　私にはそんな経験は一切なく、毎日暑い日を扇風機の取り合いをしながらスイカを食べることもなく、お腹を美味しいもので満たす事もないまま夏休みは終わっていました。まあこれも今があるからこそいい経験だったと昔話になります。

現在、ここで今のテーマになっているのはやはり「家族」そして自分の居場所。

自然災害によって家族を亡くされた方、また命からがら家族で避難することが出来た方など様々ですが、そんな状況になってこそ家族の暖かさや生きているという幸せを心から感じる事が出来るといったことがあるでしょう。

傍にいるのが当たり前、生きているのが当たり前になっている現代、家族の在り方、自分の在り方について問われているように感じて仕方ありません。
私自身「家族」が嫌いでしたから、家族なんていらない！って思い続けていました。「家族」なんて私にとって何の意味ももたない、不要なただのつまらないアクセサリーにしか過ぎなかったのです。
ですので、結婚しても家族をもつのが息苦しくていつも相手に対して飽きていました。「家族」という縛りがとても不快だったんです。なのに結婚するのは、やはり寂しかったんですね。こんな感情をもつということはその感情の裏側に真逆の感情が存在しているからなんです。

「愛されたい。」「愛してほしい。」「愛したい。」

そんな気持ちが「内側のわたし」の奥深くにあるんです。デパートなどでよく見かける光景で、小さな子供が駄々こねて大切なおもちゃなのに、大好きなおもちゃなのに「これ、いらない！」って放ってしまって「じゃ、捨てちゃうね。」とかおかあさんが言うと「いやだ」といって大泣きするパターン。

子供の時は何とか素直に感情をだして泣いていたけど、大人になると恥ずかしいとか世間の眼とかを気にして我慢してしまいます。そして奥深くから湧き出す感情を抑圧してしまい苦しくなるんですね。

ですが「内側のわたし」は正直です。潜在意識さんはごまかせません。

私達は学びの為に或いは前世からのカルマであったり、満たされなかった未消化の思いを解消するために今生に「命」を頂きました。それは誰が決めてきた訳ではなく自分で決めてきたのです。だから自分にとって不快だと感じることも自分が学ぶために選んだ道であり、決して他人のせいでもないのです。

そして、最近は魂レベルでそんな事に気づき始めた方が多くなってきており、「今の自分」に疑問をもち始め「本来の自分」を取り戻そうという傾向になっております。

今世は家族であっても一人一人、それぞれ魂は別です。それぞれのタイミングでの学びがあり、成長の課程があります。自分の納得を押し付ける必要もなく、無理やり手を引っ張る必要もありません。だからといって放っておくというわけではなく、見守り必要とあればそっと手を差し伸べることもいいでしょう。

今まで概念にとらわれた「古いわたし」は今ここで手放し、新しい「わたし」への旅に出かけましょう。ヒプノセラピーは自分自身と向き合い、気づくことによってこれ以上にない「癒し」をもたらし、豊かになることを手にいれることができるでしょう。

暑さが厳しくなっております。適切な水分補給と体調管理にお気をつけて、一日一日を楽しんでください。