母はわたし？

寒くなってきましたね。冷たい風が吹き一気に冬らしくなってきました。空気が乾燥しているので、お風邪をひかれませんように体調管理をお願いします(#^^#)

さて私事なのですが、少し長くなりますがお付き合いください。

最近母との時間が増えてきました。母は今74歳ですが、何分子だくさんなので足腰が弱ってきています。産後のケアもせぬまま今にいたりますので、骨盤が開き足がO脚になっています。ですので、腰が曲がり膝は変形しているので歩き辛そうです。それでも、つい最近までは自転車に乗って買い物へ行ったりしていたそうですが、この間から腰が痛くて何かにつかまってじゃないと歩けない程になり、病院へ行くときは私に連絡をしてくるようになりました。膝の軟骨がほぼない状態なので、手術をすればちゃんと歩けるようになるのですが、母は頑なに嫌がります。不安もあるのでしょうが、30年ほど前に大病を患い3か月程入院をしていた事があり、辛かったのかトラウマになってしまっているようなのです。
私はヒプノセラピストなので暗示療法などを用いれば簡単な話しなのですが、これが親子であり、またまだ超えていかなければならない壁があるので容易ではありません。

何か治療法がないかと模索しながら、最近ではリハビリも兼ねて一ヶ月に一度の通院に付き添ってきました。ですが一向に良くならず、挙句に足が痺れて動かないと言い出し整形外科へ。MRIを撮ってみるといやはやこれでは神経麻痺するわ・・・。てなくらいの脊柱管狭窄症(>_<)　神経を圧迫している箇所が、四か所あるのでかなりひどくなっています。今の所治療方法は手術しかありません。ブロック注射や薬なんて気休めにしかなりませんし、時間を費やして身体を壊すだけです。ですので、大きな病院を紹介して頂く事になりました。この先はどうなるのか分からないので、不安そうな顔をしている母。まだ寝たきりになりたくない気持ちはあるようですが、車椅子が必要なので要介護状態です。

そんな中ここ数ヶ月、母との時間の中で私にはたくさん気づくことがありました。プロフィールにも少し書かせて頂いておりますが、私は母が嫌いだったのです。知らない男性と再婚したが為に、母と私達の貧乏でも楽しく平和だった生活が一変してしまい、それまで以上に貧乏な生活で酒癖が悪い義父だったので、いつも顔色を見て生活し夜中になると物を放り投げたりテーブルをひっくり返したりガラスを割りだしたりし始めると、息をひそめていました。家にいることもままならず、食べる事もままならず、我慢と惨めさだけの生活。

「わたしは何の為に生まれてきたんやろ？なんでこんなお母さんの元に生まれてきたん？」そんな自分への問いかけに答えが出る由もなく、母を恨んでいました。

そんな母と、今となっては病院を理由に会う頻度が多くなり昔話をよくするようになりました。母との会話は「要らないところばかり似てくるよな〜」です。(笑)

不思議なものです。なんの因果か私は母の後を追うように同じ病気をしています。病気と言いましても整形ですが、長い間大型ダンプの運転手をしていましたので職業病と言いますか、腰が悪くなり足がピリピリして眠れないので整形外科に行くと軽度の腰部脊柱管狭窄症・・・。コルセットは買えど座りっぱなしで猫背になるので苦しくなります。そして、その一年後は膝が痛いから見てもらうと膝蓋大腿関節症・・・。

どちらも運動して筋肉をつければこれ以上酷くはならないとのことで、今に至りますが最近腰がかなりきついな〜と思ってた矢先に母からのSOS。

話は少し反れますが、先日神宮でご先祖供養の行事に参加させて頂いた時に祖母を感じ、胸が一杯になりました。母のお母さんです。祖母は急に倒れてから半年間病院で植物状態でした。目だけがキョロキョロと動くのですが、何故か膝は横に曲げたまま伸びないんです。膝痛くないのかな？と思った事がありました。そして亡くなったのは７７歳。母曰く祖母も腰が曲がってたみたいです。亡くなるまで寝たきりだったので、床ずれをしないように母と母の兄姉などが交代で病院に行き、世話をしていたことを思い出しました。
祖母を身近に感じた後の母の車椅子状態なので、何やら心に引っ掛かりました。

私と母は祖母の思い、そして同じカルマを受け継いでいるということです。身体の事だけじゃなく生活環境も。そして同じ繰り返しをしないように課せられた私の役割。

それは・・・。私は母とは違う、母には似ていない、（昔の貧乏だった頃）母みたいにはなりたくないと頑なに反発していた私が、今、母を通して「わたし」を感じるという事。

認めたくないからと眼を背けてきたことが今明らさまになってきました。
実は当サロンがある場所は、辛く苦しかった子供の頃に生活していた地区なんです。ご縁あってあれよあれよという間に契約に至ったのですが、何故この場所に来ることになったのかはその時はわかりませんでした。

そして・・・現在（いま）です。置いてけぼりにしてきた子供の頃の私を見つけて抱きしめる為に戻ってきたのです。辛く苦しく悲しくて寂しくて小さくなっているあの頃の「内なる小さなわたし」を救ってあげられるのは大人になった今の私しかいないのです。認めたくなかったのは寂しさの裏側で愛されたい、抱っこして欲しいと泣いている私と向き合うのが怖かったから・・・。

祖母を通じ母を通して視る、目の前のわたし。

全て受け容れます、ごめんね私。

もう誰にも受け継がすことなく、今在る私がここで解放します。
母は、なす術もなく解消できない、行き所のない気持ちの中で生活をしてきたのです。祖母はそのことを私に伝えたかったのかも知れません。

誰しも自分にマイナスな事は受け容れがたいです。つい、スルーして逃げてしまいます。ですが必ず向き合う時がくるのです。それは自分が自分に与えた課題なのです。誰のせいでもありません。

早めに向き合う事をすると傷は小さく済みます。私はここまで気づくのに長い道のりでした。遠回りをしていたからです。でも今じゃないとまだ理解出来なかったのかも知れませんね。

全ては必然的に。わたしにとってベストタイミング(^^♪

本当の私に出会ってください。